一年点検

愛宕山のアトリエの一年点検へ。

一年点検と言っても特になく

既成の木製建具から松脂が出たところの除去くらい。

あとは玄関の木製建具が以前、湿気の多い時に

閉まりにくいことがあった程度で問題もなく。


点検とは名ばかりのようで、一通りチェックしながら

雑談に花が咲きました。

画家のアトリエらしくあちこちに絵が飾られたり貼られたり

チェリー材や松が色濃くなって、モノが入る事で竣工時よりも良い感じに。

それと庭を眺めながら仕事も忘れゆっくりと時間がながれていきます。

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posted by tiaaa at 18:17兵庫 ☔日記

夙川の家

久しぶりに夙川の家へお邪魔。

ちょうど竣工から2年目。

まださすがに竣工当時とほとんどかわらず。

もうちょっとセメント煉瓦がくすんだり

塗装が良い感じで落ちてかと思いましたが

きれいに住まわれているのと方角もあって

まだ若々しい感じです。


はじめから随分おちついた建築ですが

これからどう経年変化をしていくのか楽しみです。

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posted by tiaaa at 00:00兵庫 ☔日記

GCリサーチセンター

愛知の春日井方面へ現地調査へ。
そのついでに近くのGCリサーチセンター
歯科材料会社の研究、展示施設です。
隈さんの設計。

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住宅街に突如現れる木格子の建物。
歯のオブジェがなければお寺のよう。

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外部に巡らされた格子が内部まで入り込み
外部と内部の境界が曖昧になっています。
光と格子が交わる部分が美しい。

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かなり内部で格子が浸食していたのが
ちょっと不自然な感じもありましたが

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外部と内部での線が重なり織りなすレイヤーの仕切りが
なんとも不思議な感覚を呼びます。

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posted by tiaaa at 08:59兵庫 ☀日記

くぎ

耐力壁の構造合板が貼られました。
指定された釘を規定のピッチ以下でしっかりと
留める事によって想定の強度が確保されます。
といってもこれも職人によって随分差があり、
釘打ち機を使用して打ちますが、
町中の現場をみていると
ラインがガタガタだったりピッチも適当だったり、
間柱(柱と柱の間の釘を留める為の細い柱)に留っていないものもあるわけです。
なんだかそうなると家庭科の裁縫のようなもので、
見ていても気持ちが良くないものですし、
当然、バランスがよく等間隔である方が、力も均等にかかり
構造上良くなります。

現場はしっかりとラインが揃い、釘のめり込みもほとんどありません。
エアの釘打ち機で打つため、圧力の調整がうまくできないものだと
ボードにめり込んでしまい、釘がボードを押さる力が極端に落ちます。

そのためエアを調整して、釘がある程度刺さったらあとは手打ちで
打ち込んでいきます。手間も時間かかりますが、そうすると
構造上の耐力もしっかり確保できることになります。

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ちなみに「釘を刺す」というのは鎌倉時代前の木造建築は釘を使わず、材木に穴を開け、
別の材木をはめ込んだり仕口を加工して組み合わせて組み立てられていていました。
鎌倉時代〜江戸時代より、さらに念の為に釘も打つようになったことから、
転じて、念を押すという意味でも使われるようになったそうです。

そういえば検査員が、ここの「金物は?釘は?」と聞かれ
「追掛大栓ですよ。仕口の継ぎ手で一体になっているので」
といっても、なかなかパッと理解してもらえない。

金物をつけていれば丈夫。
最近の建て売りや分譲はなんでもかんでも金物でぐちゃっとくっつける訳です。
木の力や繊維をつぶして穴をあけて...
金物が悪い訳ではありませんが
このへんもまた写真UPします。

屋根と天井の温度測定

とにかく昨日は暑い。
東大阪では35℃から36℃になり
外は暑いを越えて危険。

猛暑で屋根の状態がどうなっているのか温度を測定してみる事に。
8/17 快晴 14:00〜14:30  気象データでは気温35℃〜36℃。
実際は照り返しや風の状態からもう少し暑いような気もします。

タイミング的にはこれとない測定日和...

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まだ日本では屋根の通気層をとった住宅はそれほど多くないですが、
当事務所では特に天井と屋根が一体になった物件などには採用しています。

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断熱・遮熱は
遮熱ガルバリウムで少し遮熱、(今回はガルバがまだない状態)
伝熱した熱は通気層に伝わります。
通気層では勾配になっているので
温められた空気は常に上部へと抜けます。
その下のアルミ箔では赤外線をシャットアウトしています。
それ以外の熱は厚い断熱材でカットします。

温度計は放射温度計を使います。
レーザーで瞬時に計測できるもの。

その温度を測ってみると
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まとめると
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まだ遮熱ガルバがないためルーフィング温度と
通気層から出てくる温度が82〜83℃と同じくらいです。
手を突っ込むとヤケドしそうな熱さ。
しかし天井面では39.2〜39.7℃と熱はほとんど伝わっていません。
(無垢の柱が38.5℃、日陰の合板の壁が39.6℃)
16時、17時ころには断熱材からもう少し熱が伝わるかもしれませんが
真夏のこの時間でこの数値なら。

通気層をしっかりとる事。(壁の通気程度では効果があまりありません)
しっかり断熱材を隙間無く、そしてアルミ箔テープを
キチンと大工さんが施工をしてくれているのでバッチリです。
施工レベルで随分変わるのでしっかりとやってくれる
工務店、職人だと安心です。

ついでに田んぼや公園など測ってみました。
アスファルトは50℃〜60℃強。
部分的には70℃近いところもありました。

でも田んぼ付近を通りかかると涼しい風が。
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日なたの
泥土は41℃
水面は31℃
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水面はやはり温度が低い。
計測器では測れない、昔ながらの気化熱や打ち水の涼しさを感じます。

しばらくこの夏はあちこち計測してそうです。

facebook

facebook をはじめました。
オープンハウス案内やいろんな写真をのせていこうと思います。

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posted by tiaaa at 00:00兵庫 ☁日記

影絵

我が家のプロジェクター用のロールスクリーン。

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といっても、プロジェクターを手に入れることなく今に至っていましたが、
子どもと影を使って遊ぶのに持ってこいです。

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手や人形の影と一緒に踊ったり、CDのオーロラをつかまえたり・・・
懐中電灯一つで遊び方は無限大。


・・・さてはて、いつになれば本来の使い方ができるのでしょう。

Nanae
posted by tiaaa at 20:30兵庫 ☀日記

遊水池

先日、計画の現地調査をかねて大東へ。
寝屋川の氾濫や過去の浸水状況を調べます。
寝屋川は生駒山系の水の多くを受けて流れます。
小さな川の割に淀川を除けば大阪平野の大きな流域を占め
小さい上に周囲の地盤も低いのでたびたび水害に遭ったようです。

ついでに近くの深北緑地にもよってみました。
緑と池がきれいな広大な緑地。

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ここは川の氾濫時にため池になるそうです。
その貯水容量は146万m3。
といってもよくわからない規模。

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1999年にはすべてのエリアに水が溜まったそうで、
これだけの広さが十数年の内に溜まったのを聞けば、
やはり震災のようにいつか大きな浸水がおきそうな気がします。
やはり高基礎が必要か。。。

posted by tiaaa at 20:59兵庫 ☀日記

上棟式

いよいよ上棟式。

地鎮祭、地盤改良、基礎工事、プレカット工事(材料をあらかじめ工場で機械にてカットする)が終わり、軸組です。

基礎工事が終えてすぐに柱を立てるわけにはいきません。
しっかり養生期間をとってコンクリートの強度が出るまで待つ期間があります。
一見現場が進んでいないように見えるので
中にはご近所さんが
「現場が進んでないよ。工務店潰れてない?」とか言われる事がありますが、
その間サッシやプレカット、電気、設備などの打合せを進めていきます。

さて棟上げ日となると早いもので、プレカットされた材料が1,2日で
職人たちが段取りよく組んで、立ち上げていきます。
本来は大工が材を刻み、木の性質を生かしながら
全て手加工のみの軸組としたいところですが、
工期やご予算の関係からプレカットにならざるを得ないことが多くなりました。
というかほとんどかもしれません。
今回はプレカット一部手加工です。

さて棟木が上がると上棟となります。切妻だと屋根の山にあたる材です。

あとは屋根下地等を貼って上棟式を行います。
クライアントの休日が上棟日と合わなければ後日、日取りを組みます。

クライアントが用意するのは、洗い米1合程度、盛塩、お神酒、お祝儀、
お食事、飲み物(アルコール、ノンアルコール、お茶)、割り箸、お手拭き、
紙皿、紙コップ、夏場であればウチワ、タオル、氷
冬場であればカイロ、膝掛けなど。
地域によってはいろいろと他にもあります。

現在は上棟式で神主さんを呼ぶ事も少なくなり、棟梁などに仕切っていただくことがほとんどです。

まず、簡単な祭壇にむかって2礼2拍手1礼。
そして洗い米や盛り塩、お酒などを建物四隅に撒き、
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クライアントの挨拶、設計者、施工者とあいさつを述べて食事会です。
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食事は簡単につまめる肴の場合であったり、
仕出しやお弁当など様々です。
冬場であれば汁もの系の炊き出しなどをされる方もいます。

昔は手加工だったため、地鎮祭から上棟までかなりの日数がかかり、
職人への労いと安全祈願の場でしたが、地鎮祭からそれほど間もないので
これからよろしくお願いしますというコミュニケーションの場の
意味合いの方が強いかもしれません。

クライアント、職人、設計の三者がゆっくりと顔を合わせる事が出来る貴重な時間です。